溶解処理の料金の相場は？〜機密文書の溶解処理サービスの選び方〜

投稿日 2022.04.8
更新日 2023.01.24
著者 KEEPEXコラム編集部
コラムカテゴリー機密文書廃棄

機密文書などを溶解処理サービスに委託して廃棄したいと考えている方も多いのではないでしょうか？　この記事では、溶解処理サービスの料金の相場や、選び方をご説明します。

溶解処理サービスのキーペックス

1箱あたり600円（税別）
料金に含まれるサービス：集荷（弊社集配エリア内）/溶解処理/証明書発行

機密文書の溶解処理サービスとは

そもそも機密文書の溶解処理サービスとはどういったものを指すのでしょうか？

機密文書の溶解処理サービスとは、機密文書など人の目に触れてはいけない文書を、ドロドロに溶解して誰の目にも触れないよう処理できるサービスのことです。機密文書がダンボール箱ごと溶解されるため、溶解処理工場の作業員などの目に触れることはありません。薬液でドロドロに溶かされた機密文書は再生紙としてリサイクルされるため、環境にも優しい機密文書の処理方法です。

また、機密文書を廃棄するサービスとして、溶解処理ではなくシュレッダー処理をするものもあります。しかし、シュレッダー処理のサービスの場合、工場の作業員がシュレッダーの機械に機密文書を入れる際に目に入ってしまう可能性があります。また、料金もシュレッダー処理よりも溶解処理のサービスのほうが安価なことが多いことから、溶解処理のサービスをオススメします。なお、溶解処理サービスであれば、ステープラ（ホチキス）の芯などが入ったままでも溶解できるため、箱詰めの際の手間も少なく済むでしょう。

溶解処理サービスの料金の相場

溶解処理サービスの料金は各社異なりますが、大手の溶解処理サービスは1箱1500円前後が相場と言えるでしょう。

キーペックスなら1箱600円

1箱○○円とうたっていても、集荷料や溶解証明書の発行料が別途かかる溶解処理サービスもあります。1箱分の料金だけを見て比較するのではなく、トータルでコストを考えて選んでみましょう。

また、工夫をすることでさらにコストを削減できるかもしれません。廃棄する機密文書の量が多ければ多いほど、運送費が安くなる溶解処理サービスもあります。廃棄したい機密文書の量にもよりますが、持ち込みOKの溶解処理サービスであれば、自社で機密文書を持ち込むことで集荷料をカットし、コストを抑えることができるかもしれません。

なお、小ロットからだと受け付けていない溶解処理サービスも存在します。10箱単位からしか受け付けていない溶解処理サービスは珍しくありません。事前によく調べておきましょう。

溶解処理サービスを選ぶコツ

溶解処理サービスを選ぶ際にまず気になるのは料金ではないでしょうか。料金が安価であればコスト削減にはなりますが、その分セキュリティ面に不安が生まれます。機密文書の溶解処理サービスの中にはまれに「ただ溶解処理するだけ」で十分なセキュリティ対策を取っていないサービスもあります。溶解処理サービスは機密文書を取り扱うサービスです。万が一、個人情報などの機密文書が漏れてしまっては社会的な信用問題にもつながり、大きな損害を生んでしまうかもしれません。まずはセキュリティ面をチェックすることが大切です。

セキュリティ面をチェックする際には、プライバシーマークの取得など情報セキュリティへの取り組みがされているかがわかりやすい判断基準になります。それにプラスして、回収車の設備などもチェックしておくとよいでしょう。回収車のセキュリティが甘い溶解処理サービスもあり、大手の機密文書廃棄サービスでも輸送中に機密文書を紛失した事故が起こっています。なお、書類保管サービスなどの機密文書を扱うサービスも行っている会社であれば、ある程度のセキュリティが担保されている可能性が高いと言えます。

機密文書の溶解処理サービスの中には、見学が可能なサービスもあります。もし溶解処理サービスの処理工場が近場にあるのであれば、見学してみるのもよいのではないでしょうか。見学には行けないという場合でも、見学可能な溶解処理サービスであれば、その会社には「しっかりセキュリティ対策をしていますよ」という自負があるということです。そのため、見学可能な溶解処理サービスかどうかも確認してみると参考になるかもしれません。